バウムクーヘンとバームクーヘンの違いって気になりませんか?
呼び方が違うだけで同じお菓子を指していると思ってしまいますよね。
実は、両者には明確な違いがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、意外と知らないバウムクーヘンとバームクーヘンの違いについて、詳しく解説していきます。
バウムクーヘンとバームクーヘンの違いは?
バウムクーヘンとバームクーヘンは、日本で表記する分には違いはありません。
日本で販売する限りは、「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」は表記上の違いであり、材料や作り方に違いは全くありません。
ただし、本場ドイツではバウムクーヘンに厳しい規定が設けられており、バウムクーヘンと表記して良いものは明確に決められています。
バウムクーヘンの定義
ドイツで「バウムクーヘン」を販売する場合、以下の国立ドイツ菓子協会が定める基準をクリアしなければなりません。
- 油脂はバターのみでなければならない
- ベーキングパウダーを使用してはならない
- 添加物を使用してはならない
- バター、小麦、砂糖を1とした場合、卵を2にする
上記基準を満たしていない場合、「バウムクーヘン」として販売することができないのです。
ドイツのお菓子屋さんは、これらの基準を満たしたうえでアルコールやスパイスなどを付け足して、お店独自の味を出していますよ。
バームクーヘンの定義
一方、バームクーヘンは日本で作られた言葉で、バウムクーヘンのように明確な作り方の決まりがありません。
そのため、各販売店は自由にアレンジを加えたものを販売しています。
「日本のバームクーヘンは本当のバウムクーヘンではない」と感じる方もいるかもしれませんが、決まりが無いことによってさらに美味しさを追求できているのです。
バウムクーヘンとバームクーヘンの違いは明確
バウムクーヘンとバームクーヘンの違いは、意外と明確に分けられていましたね。
本場のバウムクーヘンも、自由に作られたバームクーヘンも、違いはあってもどちらも美味しいお菓子であることに変わりはありません。
両者の違いを知らなかったとしても美味しく食べることができますが、正しい知識を身に付けておいた方が、より美味しく、楽しめるようになるかもしれませんよ。
知っておいて損はない知識ですので、ぜひ覚えてみてくださいね。